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相続税を払う人はどれくらいいるの?
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これは、今年2月の相続のご相談時のお話です。
今年1月から相続税の法改正がありました。
ニュースや雑誌などで大々的に報道されたことがキッカケでご来店されたお客様でした。
この法改正をキッカケに、相続税対策をすべきかどうか考える人が増えたことは云うまでもありません。
果たしてこの法改正で、相続税を払う人はどれほど増加したのでしょうか?
植村
こんにちは。
今日はどのようなご相談ですか?
今日はどのようなご相談ですか?
山田さん
うちは両親と私を入れた子供3人の家族なのですが、相続税の法律が今年1月から改正されて税金がかかる人が増えるということを聞きました。
私達の家族も相続税を払わないといけないのか気になりまして。
私達の家族も相続税を払わないといけないのか気になりまして。
植村
そうですか。
では山田さんのご家族が相続税を払わないといけないのかどうか、ご説明しますね。
山田さんが言われる通り、今年の1月から相続税基礎控除の改正が行われました。
どのように変わったかは分かりますか?
では山田さんのご家族が相続税を払わないといけないのかどうか、ご説明しますね。
山田さんが言われる通り、今年の1月から相続税基礎控除の改正が行われました。
どのように変わったかは分かりますか?
山田さん
えっ???
確か5000万円から3000万円になったとか???
確か5000万円から3000万円になったとか???
植村
難しいですよね。
山田さんの言われる通りで、昨年までの基礎控除額は、5000万円+(1000万円✕法定相続人の人数)という計算でした。
でも今年1月からは、3000万円+(600万円✕法定相続人の人数)という計算です。
山田さんの言われる通りで、昨年までの基礎控除額は、5000万円+(1000万円✕法定相続人の人数)という計算でした。
でも今年1月からは、3000万円+(600万円✕法定相続人の人数)という計算です。
山田さん
そうそう。思い出しました!
植村
ではこの計算式を山田さんご家族に当てはめてみましょうね。
山田さんご家族の法定相続人は4人(配偶者1人+子供3人)なので、3000万円+(600万円✕4人)=5400万円となりますね。
ここまで大丈夫ですか?
山田さんご家族の法定相続人は4人(配偶者1人+子供3人)なので、3000万円+(600万円✕4人)=5400万円となりますね。
ここまで大丈夫ですか?
山田さん
はい、分かります。
ということは、5400万円までの財産であれば相続税はかからないということですか?
ということは、5400万円までの財産であれば相続税はかからないということですか?
植村
その通りです。
ちなみに財産とは、預貯金や不動産(土地や建物)、有価証券、骨董品などを言います。
おおよそで結構ですが、全財産でどれくらいあるかご存じですか?
ちなみに財産とは、預貯金や不動産(土地や建物)、有価証券、骨董品などを言います。
おおよそで結構ですが、全財産でどれくらいあるかご存じですか?
山田さん
有価証券や骨董品は無いですね。
あるのは預貯金と不動産だから、う~ん、不動産の金額がちょっと分からないですね。
あるのは預貯金と不動産だから、う~ん、不動産の金額がちょっと分からないですね。
植村
そうですよね、難しいですね。
要は現段階では、預貯金と不動産ということですね。
この財産の合計が5400万円以下であれば、山田さんの場合は、相続税はかからないという事になります。
要は現段階では、預貯金と不動産ということですね。
この財産の合計が5400万円以下であれば、山田さんの場合は、相続税はかからないという事になります。
山田さん
なるほど!
まぁ、財産の合計はおそらく5400万円も無いと思いますよ。
まぁ、財産の合計はおそらく5400万円も無いと思いますよ。
植村
そうですか。
ちなみに、ある統計で、相続税がかかる人の割合は、平成24年度で約4%と発表されています。
相続税の法改正によって約9%に増えると云われています。
つまり、100人いれば9人だけが相続税を払う人で、残り90人以上は払わなくてもいい人ということです。
ちなみに、ある統計で、相続税がかかる人の割合は、平成24年度で約4%と発表されています。
相続税の法改正によって約9%に増えると云われています。
つまり、100人いれば9人だけが相続税を払う人で、残り90人以上は払わなくてもいい人ということです。
山田さん
そんなに少ないのですね。
ほとんどの人たちに相続税はかかるものとばかり思っていました。
ほとんどの人たちに相続税はかかるものとばかり思っていました。
植村
極論ですと、今の山田さんは相続税の対策については必要ないと言えるかもしれませんね。
山田さん
そうなのですね。
あっ!そういえば、今年のお正月に家族が集まって食事をしている時に、母がこんなことを言っていました。
「お母さんたちが死んでしまっても、あなたたち兄弟で助け合ってずっと仲良くしていくのよ。」
お酒も入っていたせいもあると思うのですが、年始から縁起でもないなんて言いながら、皆で冗談のように軽い気持ちで聞いていました。
あっ!そういえば、今年のお正月に家族が集まって食事をしている時に、母がこんなことを言っていました。
「お母さんたちが死んでしまっても、あなたたち兄弟で助け合ってずっと仲良くしていくのよ。」
お酒も入っていたせいもあると思うのですが、年始から縁起でもないなんて言いながら、皆で冗談のように軽い気持ちで聞いていました。
植村
なるほど。
その話を聞くと、僕は気になることが出てきましたよ。
山田さんのご家族の相続対策は、税金対策よりも、家族が争わないようにする相続対策の重要度が高いかもしれませんよ。
その話を聞くと、僕は気になることが出てきましたよ。
山田さんのご家族の相続対策は、税金対策よりも、家族が争わないようにする相続対策の重要度が高いかもしれませんよ。
山田さん
へぇ、そうですか。
今度両親にこの話をしてみますね。
また質問したいことが出てきたら相談に来てもいいですか?
今度両親にこの話をしてみますね。
また質問したいことが出てきたら相談に来てもいいですか?
植村
もちろんですよ。
その時は是非ご両親も一緒にお越しください。
その時は是非ご両親も一緒にお越しください。
山田さん
ありがとうございます。
今日は相続税の不安が解消できて良かったです。
今日は相続税の不安が解消できて良かったです。
植村
お役に立ててうれしいです。
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いかがでしたか?
意外と税金対策をしなければならない人は少ないということを、知っていただけたのではないでしょうか。
税金対策も大事な相続対策の1つですが、相続というのは非常に奥が深くご家族や親族のいろいろな想いが絡んできます。
よく「遺産争続」「遺産争族」なんていう表現がありますが、争わず円満な相続のために対策するのが大事な相続対策です。
遺産相続を「遺産争続(争族)」にしない相続対策については、僕たちのミッションとして考えています。
本日のワンポイントアドバイスは、【相続対策は相続税対策よりも相続争い対策が重要!】
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