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遺骨は誰に帰属する?!2016/05/17


遺骨は誰に帰属する?!

太田
こんにちは、相続対策ナビの太田です。

今日の編集後記は『バルーンSHOP夢navi』についてです。

詳しくは最終項にて・・・。

太田
さて、今回、ご相談頂いた内容はちょっと特殊かもしれませんが、今後こういった内容の相談も増えるかもしれません。という内容のお話です。

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亡くなった娘は私のお墓に入りたいと言っていた?!
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Aさん
先日、私の娘がガンで他界致しました。

親の私より先に亡くなってしまうなんて、思ってもおりませんでした。

私の方が先に亡くなるのが当然の事だと思っておりました。

娘は結婚しており、子供も1人います。

私にとってはかわいい孫です。

よく孫と娘は実家に帰ってきてくれました。

私(母)が亡くなった後は遺産をどうすると言った内容の話を娘と話しておりました。

娘はいつも「私がなくなったらお母さんのお墓に入りたい」と言っておりました。

実は、娘と娘の旦那さんはあまり夫婦仲がうまく行っておらず、離婚したいと娘は言っておりました。

娘の旦那さんは離婚なんかしない!と言うばかりでまったく離婚に応じてもらえませんでした。

そんな時に娘は亡くなってしまったのです。

私は娘の旦那さんに娘が生前、私(母)のお墓に入りたいと言っていたので遺骨を渡してほしいと言ったのですが、渡してくれません。

どうしたらよいでしょうか?

太田
まず、亡くなった方の遺骨は誰に帰属するのか?という事を考えないといけませんね。

Aさん
誰に帰属するんでしょうか?

やはり配偶者でしょうかね?

太田
遺骨が誰に帰属するのか?
については、次の3説があります。

① 相続人帰属説
② 喪主帰属説
③ 祭祀継承者帰属説

祭祀継承者とは、祭祀財産(家系図・位牌・仏具・墳墓等)を継承する者で、第一被相続人の指定、第二に指定が無い時はその地方の慣習、第三に指定もなく慣習も明らかでないときは家庭裁判所の審判において決めることになります。

この指定については、特に限定されておらず、遺言、書面、口頭でも外部からのその意思が推認できればよいとされています。

ただ、いままでの最高裁判所で「遺骨は、慣習に従って、祭祀を主宰すべき者(祭祀継承者)に帰属する。」という判例があります。

従いまして、お母さんが「亡くなった娘が私(母)のお墓に入りたい。」と言っていたことを証明できれば娘さんの遺骨を取り返すことができるかもしれませんが、その証明ができない限り夫が埋葬管理を行うことになります。

Aさん
そうですか・・。
娘は確かに私(母)のお墓に入りたいとは言っていましたが、書面で残している訳でもなく、口頭で言っていただけなので、それを証明することは難しいと思います。

娘の夫と話し合いをして遺骨を渡してもらうしか方法がなさそうですね・・。

太田
残念ながら、お聞きしました情報では、娘さんのご主人様ともう少し話し合うしかなさそうですね。

Aさん
わかりました。

頑張ってわかってもらえるように話し合ってみます。


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太田
今回のケースは残念な結果ですが、例えば「エンディングノート」などに「夫のお墓にはいりたくない。私は母のお墓に入りたい。」など記載があれば、娘さんの遺骨の帰属権をお母さんにできたかもしれません。

ただ、「エンディングノート」の保管を自宅にしておくと、娘さんの夫が見せてくれないので確認できないと言った不都合も出てくるので、誰に保管してもらっておくのか?考えないといけないですね。



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編集後記

太田
本日の編集後記は、「バルーンSHOP夢navi」です。

昨年末から弊社はバルーンショップを始めました!

お誕生日・結婚式・入学祝いなど、さまざまな記念日にお花のプレゼントの代わりにバルーンアレンジを送る方が増えています。

ご興味のある方はHP https://yumenvishop.com (バルーンSHOP夢navi)へアクセスしてみて下さい!

プレゼントをされた方はきっと喜びますよ!

太田
私たちのブログは、いつかきっとあなたのお役に立つ記事を厳選しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。


 

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