相続対策ナビ.com

  • 相続対策
  • 相続事例集
  • 相続用語集
  • 相続相談

ブログ

公正証書遺言に記載できる「付言」は争続を相続にかえる!2016/06/14


公正証書遺言に記載できる「付言」は争続を相続にかえる!

太田
こんにちは、相続対策ナビの太田です。

今日の編集後記は『木下大サーカス』についてです。

詳しくは最終項にて・・・。

太田
さて、今回は、数年前に相談を受けた案件です。

当初のご依頼人はすでに他界されてしまいましたが、
その後、相続人からも相談を受けましたので、ご案内します。

※ブログランキングに参加しています。応援でポチッとしてくれたら嬉しいです。
にほんブログ村 その他生活ブログへ
にほんブログ村


 

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
公正証書遺言書に記載できる「付言」は必ず記載すべし!
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 

■「公正証書遺言」「付言」って何?■

「公正証書遺言」とは、公証役場で公証人に作成してもらう遺言のことです。
公正証書遺言の原本は、公証人役場で責任を持って半永久的に保管されるため、遺言書の紛失、隠ぺい、改ざんの心配がありません。
また、後になって誰かが、遺言のあることを争ったり、遺言の内容を争ったりすることができません。
遺言実行時に家庭裁判所の検認が必要ありませんので、スムーズに遺言実行が可能です。
「付言」とは、遺言書の末尾に付け足す文。相続の割合の理由、家族への感謝の言葉など自由な形式で記載できますが、法的効力はありません。


Aさん
私も今年で80歳になります。
息子が2人おり、そろそろ息子たちに私の財産をどう分けるか、考えないといけなくなりました。
そこで、遺言書を作成しようと思い、ご相談にお伺いさせて頂きました。


太田
遺言書の作成にあたり、遺言書にも種類がありますが、きっちり作成されるのであれば「公正証書遺言書」をお勧めします。
遺言書の改ざんや隠ぺいがなく、相続が始まってから相続人が財産を受け取るまでをスムーズに行うことができます。

Aさん
では、「公正証書遺言書」でお願います。
内容は、兄に土地、上の建物は弟、残る財産は全部弟でお願いしたいのですが。

太田
土地と上物の建物の名義人を別々にされる場合、売却しようと考えた時、一方は売りたくない、一方は売りたいとなった場合もめるかもしれませんが、その分け方でよろしいですか?

Aさん
なるほど。
でも私はできる限り、今の要望で分けたいのですが・・。
なぜかというと、弟夫婦には今現在もそうですが、私の面倒をよく見てもらっています。
生前の感謝もこめて、多めに財産を渡したいのです。

太田
では、できる限りもめないように「公正証書遺言書」に「付言」をつけてなぜそう分けたのかというのを、もめないように仲良くしてほしい等、文を追加して入れたらどうでしょうか?

Aさん
なるほど。
「付言」として、私の思いを記載できるんですね。
では、「付言」を記載して「公正証書遺言書」を作成お願い致します。

太田
わかりました。
では、一緒に作成頑張りましょう!


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

太田
その後、「公正証書遺言書」が完成し、その1年後Aさんは他界されました。
思っていた通り、自宅を売る、売らないで兄弟意見が分かれましたが、Aさんは付言で「自宅を売る、貸す等する場合は、弟の意見に兄は従ってほしい」と付け加えたため、もめずに遺産分割が終了できました。

本日のワンポイント!
【ただ単に分割割合を遺言書で記載しても、残された相続人は納得しないかもしれません。
必ず遺言書になぜその分け方にしたのか?どういう思いがあるのか?を記載することをお勧めします!】


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

編集後記

太田
本日の編集後記は、「木下大サーカス」です。

5月の連休に「木下大サーカス」へ行ってきました。
サーカスなんて大学生の時以来ですが、興奮しました!
ライオン・象はお決まりですが、シマウマ、キリン、にはびっくりしました。
ラストの空中ブランコは迫力満点でしたが、女性が2回失敗していました。
プロでも本番で失敗することもあるよね。応援したくなりました!

太田
私たちのブログは、いつかきっとあなたのお役に立つ記事を厳選しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。


 

エンディングノートの書き方が学べる無料勉強会を開催しています。今なら新しいエンディングノートを家族分プレゼント!ぜひこの機会にご参加ください。

エンディングノートの書き方が学べる無料勉強会


『日本一やさしい相続情報メルマガ』も発行しておりますので、是非ご活用くださいませ。