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父親が自筆証書遺言書を書いている!何かアドバイスするべき?2015/11/24


父親が自筆証書遺言書を書いている!何かアドバイスするべき?

 

太田
こんにちは、相続対策ナビの太田です。

今日の編集後記は、私が子供の頃になりたかった職業についてご紹介しますね。

太田
さて、本日のタイトルですが、身内が亡くなったとき、自筆の遺言書が出てきたら、あなたはどうしますか?

何をどうしたらいいのかサッパリ分からないという方がほとんどです。

最近、父親が自筆で遺言書を書いたことを知った娘さんから相談がありました。

自筆証書遺言書について少し勉強しましょう。

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自筆証書遺言の落とし穴とは?
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身内が亡くなって遺言書を見つけた時、どうしたらいいのか?

実際にはよく知らないという方が多いと思います。

対処を間違うと無効になることもある自筆証書遺言書。

是非、見つけた時の取り扱い方覚えておいて下さいね。

娘さん
先日、父に遺言書を自分で書いたと言われました。

家にある金庫にしまってあるから、何かあったら、その遺言書通り財産をみんなで分けてくれ。と言われました。

自筆証書遺言書で書いていると思いますが、インターネットで調べると、自筆証書遺言書は検認手続が必要であると記載がありました。

実際の流れや手続きのイメージが湧かないので教えてほしいです。

太田
お父様は公証人を交えて、公正証書遺言書を作成したわけではなく、自分で書いたと仰っているのですね?

娘さん
そうです。

実は先日まで父は入院していまして、病室で一人で書いたから誰も内容は知らないと言ってましたので。

太田
わかりました。

では、自筆証書遺言書の手続きの流れを具体的にお伝えしますね。

まず、自筆証書遺言書を見つけた時は、開封せずそのまますぐに家庭裁判所に提出しなければなりません。

娘さん
開封してはダメなのですか?

中身を見ないと何が書かれているか、ちゃんと書けているのか、確認できないのではないでしょうか?

太田
開封してしまうと遺言書としての効力はなくなります。

つまり、ただの手紙になってしまいます。

遺言書の内容記載・加除訂正の状態、日付、自署などの検認日現在における遺言書の内容を明確にして、変造・偽造を防止するための手続きを家庭裁判所で行います。

開封された遺言書だと、変造・偽造の確認がとれないため、無効になってしまいます。

娘さん
そうか・・・。

開封した人が書かれた内容を自分に有利になるように書き直す場合も考えられますもんね。

では、家庭裁判所に提出する際、他に必要な物はありますか?

太田
一般的には、申立書、遺言書、遺言者の出生から死亡までの戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本が必要です。

提出内容に不備があると手続きが遅れる事がありますから、ほとんどの場合、弁護士・行政書士に依頼されます。

娘さん
検認の申し立て後、どういう流れになるのでしょうか?

太田
申し立て後、裁判所から検認を行う日の通知が相続人に届きます。

申立人以外の相続人が検認期日に出席するかどうかは、各人の判断に任されており、全員が揃わなくても検認手続は行われますので、必ず出席しなければならないものではありません。

娘さん
大体の流れは把握できました。

実際、検認手続にどれくらい時間がかかるのでしょうか?

あまり時間がかかりすぎると、財産分配が遅れるので困るのですが・・・。

太田
まず、申し立てにおける添付書類として戸籍を集めることに時間がかかること、検印の申し立て後、家庭裁判所から相続人に通知がいき、検認期日の到来までにさらに時間がかかります。

よって、検認の申し立ての準備から完了まで通常では3~4か月かかります。

その間は財産分配手続ができないことになります。

なので、自筆証書遺言書はデメリットが多いと言われています。

私が遺言書作成の依頼を受けた時は、ほぼ公正証書遺言書で作成致します。

公正証書遺言書は作成時間が2~3か月かかりますが、遺言書が無効になることはなく、いざという時は検認が不要ですので、手続きがスムーズですよ。

娘さん
財産を受け取る側の私にとったら、公正証書遺言書の方が助かりますね。

父に相談して、公正証書遺言書にしてもらえないか聞いてみます。

公正証書遺言書を作成する場合、太田さんに依頼することは可能ですか?

太田
もちろん可能です。

手続きには作成料金が発生しますので、お父様と相談してみて下さい。


 
娘さんから翌月電話があり、父に会ってほしいということで、ご自宅まで会いに行きました。

お父様とお話をしたところ、公正証書遺言書に変更したいということになり、今現在、一緒に作成中です。

前に書かれていた自筆証書遺言書を開けて拝見させて頂いたところ、日付が漏れていて、無効遺言書になるところでした・・・。

こりゃただの手紙でしかなかったのか・・。お父様はホッとされていました。

本日のワンポイント【家族の事を考えれば、公正証書遺言書に!】

 

 
編集後記
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太田
本日の編集後記は、「私が子供の頃なりたかった職業」です。

私も小さい頃は夢を持っていましたね~。

小学校の6年間ピアノを習っていまして、その時のピアノの先生がきれいでやさしい女性で・・。

私もこうなりたい!と思ってずっとピアノの先生になりたいと思っていました。

中学に入り、吹奏楽部に入ったのですが、ピアノが私よりうまい子なんていっぱいいることがわかって・・。

ピアノの先生はあきらめました(涙)。

そのあとはキャリアウーマンになるぞ!と思っていました。

社長になりたいと同じぐらいピンボケした夢ですが。

実際ちょっと叶ったのかな?と今は思っています。

太田
私たちのブログは、いつかきっとあなたのお役に立つ記事を厳選しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。


 

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